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アイアンマンご用達ヘルメット「GIRO AEROHEAD」 [最新情報]



アイアンマンご用達ヘルメット「GIRO AEROHEAD」



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※写真は、バイク終盤で第2パックを引っ張るドイツのBoris Stein。後方には2014年覇者 Sebastian Kienleがついている。

今年もハワイアイアンマンが開催された。
このレースは、ワールドチャンピオンシップだけに、選手はもちろんのこと、機材・用品も含め注目が集まる最高レベルのレースとなる。昨年は、初の8時間切りのコースレコードとなり、大いに沸いたハワイアイアンマンだったが、今年は、その記録を更に塗り替え、より進化する「アイアンマン」に驚かされた。そんな舞台で使用されているヘルメットにフォーカスしてみた。


■アイアンマン世界選手権
アイアンマン世界選手権は、毎年10月にハワイ島で開催されるロングディスタンスのトライアスロンだ。プロ、エイジ選手、約2400名のトップトライアスリートが集まり、その頂点を決める、トライアスロン最高峰とも言える大会だ。昨年40周年を迎え、コースレコードも出るなど、より一層の盛り上がりを見せている。また、世界最高レベルであるため、バイクを始め、トライアスロンの機材・用品は、この大会をターゲットに開発されている。毎年、各メーカーの新製品が発表されたり、プロ選手への実戦投入が行わるなど、「モノ」としてもエキサイティングな大会となっている。

■GIRO
ジロは、ヘルメットの老舗メーカーで、創業は1985年となるアメリカブランドだ。ロードレースからトライアスロンまで、数々のトップ選手が愛用してきたヘルメットだ。その人気は、機能からデザイン性まで、そのレベルの高さは逸品と言えるだろう。過去には、ハワイアイアンマンにおいても前人未踏の6勝を成し遂げた「Mark Allen」もジロを使用していた。そんな歴史からも分かるが、ジロは、創業当初よりエアロダイナミクスを追求しているメーカーで、トライアスロンへの注力度が高いメーカーなのだ。一世を風靡した「ADVANTAGE」は、TTヘルメットのはしりでもあり、現在のTTヘルメットの礎ともなったモデルから、更に徹底した拘りが始まっている。


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※写真:AEROHEADを使用するエイジ選手。カラーはマットホワイト・シトロン。

■AEROHEAD
このアイアンマンで多く使用されているモデルがAEROHEADだ。エアロダイナミクスを誇りながらも、視界の広さ、圧迫のない快適性など、それまでの「エアロダイナミクス優先」に対し、トータルバランスの良いヘルメットと言える。ジロとしてもほぼ「完成形」と言って良いだろう。
2012年でロングテールは終わり、2013年では、様々な形状が混在、2014年からは、ショートテール、ショートTTなどと呼ばれ、コンパクトなTTヘルメットが増えた。そのままコンパクトになるかと思わせたが、現在は、VANQUISHのようなショート系と同時によりエアロダイナミクスの高いAEROHEADのような長過ぎず、短過ぎない形状の「有効性」が見えて来ている。その意味で、ADVANTAGEから始まったジロのTTヘルメットは、「完成」の域にあると言えるだろう。

このモデルの特長は、やはりエアロダイナミクスであることは間違いない。視認性が良く、耳への圧迫のないシールドは、そればかりでなく、サイドまで回り込むことで、シ―ルドと本体の隙間がなくなり、エアロダイナミクスを高めている。

外観上では、エアインテーク少ないが、ヘルメット内部でのフローがあり、確実に通気性も配慮されている。また、シールドの切り欠きからもエアを取り込んでいる。シールドは、マグネットで固定されるが、強力なマグネットが使用され、固定力は十分だ。また、外して逆さまに固定できるようになっている。その固定は、埋め込まれ、隠されたマグネットで止まるなど、デザインの繊細さはさすがのジロと言える。

本体素材は、軽量で強度の高いポリカーボネートを採用し、シールドには鮮明な視界が確保されるツァイス製などマテリアルにもこだわりを見せている。他にもフィット性を上げるロックロックシステム、吸汗性の高い抗菌パッドなどを採用。そして、ヘルメットの最初の目的である「安全性」については、多方向衝撃保護システム「MIPS」を搭載している。


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※写真:ゼッケン1のDaniela Ryfで、RedBullのカスタムカラーとなっているが、シールドがサイドまで回り込む特徴的なデザインは、そのモデルの認知性と存在感を大きくアピールしている。

■GIROプロ選手使用率
今回、ハワイアイアンマンにおいてプロ選手のヘルメット使用率を調べてみた。
プロ選手に選ばれたヘルメットは何だったのだろうか。プロ選手は、エアロダイナミクス、安全性、視認性などはもとより、頭部へのフィット性や快適性など、長時間使用するアイテムだけに、気に入らなければ使わないだろう。そんなシビアなアイテムの一つでもあるヘルメットの使用率は気になるところだ。
結果は、下記の通りだった。

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※Counted by Triathlon GERONIMO


結果は、ジロがダントツの使用率となっていた。特に女子選手の使用率が高い。
この18名の選手が使用しているモデルは、ほとんどとなる16名がやはり「AEROHEAD」だった。
他の2名の選手は、ショートTTのVANQUISHを使用している。ジロは、モデルとしてもNo.1の使用率だったということになる。エイジ選手を含めた全体でも昨年397個で2位の使用率(triathlete count)となっているジロは、プロ選手で更にその比率が高かった。
そして、特筆すべきは、18名の選手のうちゼッケン10までの有力選手が6名もいることだろう。トッププロ中のトップに使用されているということなのだ。その中には、ハワイアイアンマン4勝のDaniela Ryf、3勝のMirinda Carfraeも含まれている。


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※写真:クイーンKワイコロア付近を快調に走る稲葉選手。バイクが得意な稲葉選手は、序
盤から良いポジションをキープしている。


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■限定入荷カラーモデル
ハワイでもその使用率が高いジロの人気モデルAEROHEAD。そのAEROHEADに特別カラーが存在する。日本国内ではすでに完売となっている「マットホワイト・シトロン」というカラーが少量限定入荷となっている。

このモデルは、アイアンマンスイスでエイジ優勝の稲葉明子選手もハワイアイアンマンで使用しているモデルで、写真のようにマットホワイトに光沢のあるシトロンカラーがアクセントになっているカラーだ。今回のハワイアイアンマンでも圧倒的に多く見かけるのはマットホワイトにシルバーカラーだが、シトロンカラーは、プレミアム感を醸し出し、ハワイというロケーションにはベストマッチだった。
(お問合せ先:https://www.swacchi.com/


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筆者プロフィール
Triathlon GERONIMO 大塚 修孝(オオツカ ノブタカ)
トライアスロンジャーナリスト
トライアスロンに関わり28年。バイクショップ時代(22年)から、ジャーナリストとして
も活動。特に、トライアスロンの頂点、アイアンマンワールドチャンピオンシップは、96
年から取材を続けて今年で24年目となる。現在は、WEBマガジン「Triathlon GERONIMO」
運営の他、専門誌寄稿、バイクフィッター、メカニック、スクール・イベント開催、クラ
ブ主宰など、トライアスロンにこだわって活動している。



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